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高予備の校外模試

あれ?更新が速い?

時間が有り余っているというか、やる気があるというか、そんな感じです。書けるときに一気に書いてやろう、そんな魂胆ですが(笑)

 

さて、今日のお題は高予備の模試についてです。予備校ということで、校内ではマークテスト16回と校内記述模試が5回行われているというのは以前も書いたと思いますが、それ以外にも校外向けに以下の4つの模試が行われています。

 

中四国医学部チャレンジ

中四国圏の高校に通う医学部志望の生徒さんなら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。8月の中旬に行われ、高予備の第3回校内模試と同じ内容です。ただし、成績は校内模試・医学部チャレンジで分けていますので、高予備生の医学部志望の生徒の成績が、医学部チャレンジの偏差値等に反映されます。

この模試は、校内模試の中ではやや易しい部類に入りますが、校外生(特に現役生)がみると難易度が高いのが特徴です。特に物理では電気、化学では有機化学の標準~やや難のレベルの問題が出るので、現役生にとっては非常に苦しい問題が多いと思います。数学では積分などを出さないといった配慮は見られますが…

母集団が医学部志望ということで、ほかの模試と比べると偏差値が低くなります。ただし、その分判定の基準値も低めになるので、その点はそこまで問題ないと思います。逆に言えば、この模試で偏差値70を超えるようなら相当学力があるといえますね。ちなみに現役の時の私の偏差値は35前後でした(笑) 昨年度は54とまずまずの数字でしたけどね。

 

岡山大学オープン模試

その名の通り、岡山大学と大問数・時間などをそろえた実戦形式の模試。岡山大学に関する実戦形式の模試はこれだけだったと思います。11月頭に行われます。

しかしふたを開けると、その難易度は岡山大学より高め。私はこの模試を現役・浪人と二度受験をしたのですが、平均点は結構変化していますね。実際の大学入試でも合格平均点が100点近く変化する、なんてことはよくありますが(笑)出題範囲は全範囲なので、二次問題の演習が不足しているとかなり苦労すると思われます。

場集団は岡山大学志望者なので、偏差値もそれなりの数字が出ます。難易度が高めなので平均点が低く、高得点を取ると大幅に偏差値が上がるのも特徴です。昨年の例だと、国語で一人とびぬけた受験生がいて、その偏差値は100を超えていました。林先生でも受験したのかなぁ(笑)

ちなみに現役の時の私の偏差値は52、昨年度は67でした。

 

香川大学オープン模試

岡山大学模試と同様です。11月頭に行われます。香川大学は数学が受験する学部によって変化しますが、それにも対応しています。医学部の場合だと、それ専用の問題になるので、手ごわいと何人か言っていました。

残念ながらこの模試は受験していないため、これ以上コメントができません… ただ、医学部は専用問題で偏差値が算出されるため、それほど伸びないですね。

 

大進研入試センター試験ファイナル

12月に行われる、センターという名の通り郊外模試で唯一のマークテストです。これは何とコメントしたらいいのやら…(笑)

センターの傾向にあまりとらわれていない形で問題を出している印象です。なので、平均点が科目によって大幅に変化します。全体的な難易度はセンター試験より高いのが特徴です。

この模試の結果を見ると、得点より偏差値を重視しているように見えます。実際その通りで、センターの予想得点が出るのですが、それは偏差値に基づいて算出されています。そのため、この模試を受験して合計点がかなり低かったからと言って落胆する必要はありません。

この模試で高得点を取るのは、センターレベルの演習を積んでいるだけだと難しいと思います。基礎を固めて、がっちりとした学力があれば、対応できる問題も多いかと思いますが… 現在のセンターで問われている知識・技能より、思考力を問う問題が多いかなという印象でした。ちなみに現役時は受験しておらず、昨年度受験したときの合計点は726点、偏差値65、予想得点は763点でした。

 

 

いかがだったでしょうか。問題の質は大手予備校の駿台河合塾と比べると、それほど良くはありません。しかし、実際に大学入試問題で出されたときは、その問題を解かないといけないので、そういった意味では受験する価値はあると思います。北海道大学などレベルが標準かつ構成がきれいな問題をきっちり解ききれるのも重要ですが、中四国の医学部でたまに出題される、若干雑なつくりで回答の構成が組み立てにくい問題を、基礎をフル活用し解ける能力も重要になってくるので、その練習になると思います。問題が雑!難しい!といっても、それが入試問題で出たら言い訳できないので…(笑)